年齢を重ねると気になってくる肌の変化

鏡をふと見たとき、「あれ?なんだか以前と違う...」そう感じたことはありませんか?年齢とともに肌は少しずつ変わっていくもの。今回は、多くの方が経験する肌の変化についてお話しします。

コラーゲンやエラスチンの減少

肌のハリや弾力を支えているコラーゲンとエラスチンは、年齢とともに減っていくと言われています。特にコラーゲンは35歳を過ぎたあたりから減少し始め、50歳以降になると減り方が早くなるという考え方もあります。このコラーゲンやエラスチンが減ることで、肌が重力に負けてたるんできたり、シワができやすくなったりするんです。

ターンオーバーのペースが変わる

若い頃は肌の生まれ変わり(ターンオーバー)が約28日周期だったのが、年齢を重ねるとそのサイクルが長くなっていきます。すると古い角質が肌表面に残る時間が長くなり、肌がごわついたり、くすんで見えたりすることも。また、シミの元となるメラニンも排出されにくくなるため、シミができやすくなると考えられています。

乾燥しやすくなる

肌の水分量や皮脂の分泌量は、年齢とともに減少していく傾向があります。若い頃は気にならなかった乾燥が、気づけば一年中悩みの種になっていたという方も多いのではないでしょうか。乾燥は小じわの原因にもなりますし、肌表面がカサカサして化粧ノリが悪くなることもあります。

よく挙げられる肌の変化と特徴

具体的にどんな変化が起こりやすいのか、表にまとめてみました。

変化の種類 主な特徴 現れやすい部位
シワ 目元の細かいちりめんジワから、ほうれい線のような深いシワまでさまざま 目元、口元、額、眉間
たるみ フェイスラインがぼやける、頬が下がる、二重あごが気になる 頬、フェイスライン、首
シミ 40歳以降に現れることが多い老人性色素斑など 頬、こめかみ、手の甲
毛穴の開き しずく型に縦長に開く「たるみ毛穴」が特徴的 頬、小鼻周り
くすみ 肌全体がトーンダウンして見え、透明感が失われる 顔全体

これらの変化は個人差が大きいですし、複数が同時に現れることもあります。一つひとつの変化は小さくても、積み重なると印象が変わって見えることもあるんですよね。

紫外線の影響について

肌の変化の原因として大きいのが、紫外線による影響です。「光老化」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。紫外線を長年浴び続けることで起こる肌の変化のことで、実は肌の変化の約8割が紫外線によるものとも言われています。

紫外線A波(UV-A)とB波(UV-B)

紫外線にはいくつか種類があり、中でもUV-AとUV-Bが肌に影響を与えるとされています。

  • UV-A:肌の奥まで届き、コラーゲンやエラスチンにダメージを与える。シワやたるみの原因になるという考え方があります
  • UV-B:肌の表面に作用し、メラニンを過剰に作り出す。シミや日焼けの原因になると言われています

紫外線は雨や曇りの日、冬でも降り注いでいますし、窓ガラスを通過することもあります。そのため、一年を通じた対策が大切だという意見もあります。気になる症状がある方は、専門家に相談してみてくださいね。

その他の影響要因

紫外線以外にも、肌の状態に影響を与える要因がいくつかあると考えられています。

糖化という現象

肌のタンパク質が糖と結びつく「糖化」という現象が起きると、AGEsという物質ができて、肌の黄ぐすみやハリの低下につながるという説があります。糖分の多い食事や飲酒、喫煙なども関係していると言われているんです。

血行不良

運動不足や冷え、ストレスなどで血行が悪くなると、肌に必要な栄養や酸素が届きにくくなり、ターンオーバーが乱れやすくなるとも考えられています。その結果、くすみや乾燥が目立つこともあるようです。

間違ったスキンケア

良かれと思ってやっていたケアが、実は肌に負担をかけていることもあります。たとえば、強くこすったり、化粧品の量が足りなかったり。肌に優しいケアを心がけることも大切ですね。

肌の変化を感じたときのヒント

肌の変化を感じたら、まずは今のケアを見直してみるのも一つの方法です。

ケアのポイント 具体例
保湿をしっかりと セラミドやヒアルロン酸など、保湿成分を含む化粧品を取り入れる
紫外線対策 日焼け止めを一年中使う、日傘や帽子を活用する
優しいケア 肌をこすらない、洗顔は泡で優しく行う
生活習慣 睡眠をしっかりとる、栄養バランスの良い食事を心がける

また、食事ではタンパク質やビタミンA・C・E、大豆イソフラボンなどを意識して摂るのも良いとされています。手羽先や豚バラ肉などコラーゲンを含む食材や、サプリメントを取り入れている方もいらっしゃいますね。

日々の小さな積み重ねが大切

年齢を重ねるのは自然なこと。でも、日々のケアや生活習慣を少し見直すだけで、肌の状態も変わってくることがあります。睡眠の質を上げたり、間食を減らして空腹の時間を作ったり、軽い運動を取り入れたり。無理のない範囲で続けられることから始めてみませんか?

肌の変化は誰にでも起こるものですが、気になる症状がある場合は専門家に相談することをおすすめします。自分の肌と向き合いながら、健やかな毎日を過ごしていきましょう。

一般的な情報提供を目的としており、医学的なアドバイスではありません。体調や肌の状態に関する判断は、自身で決めつけずに医療機関へご相談ください。