ドラッグストアでよく見かける保湿成分の一般的特徴
ドラッグストアのスキンケアコーナーに行くと、「セラミド配合」「ヒアルロン酸たっぷり」「コラーゲン入り」といった表示をよく見かけますよね。
どれも保湿によさそうなイメージがあるものの、実際にどう違うのか、よくわからないまま選んでいる方も多いのではないでしょうか。
セラミドは肌のバリア機能を支える成分
セラミドは、肌の一番表面にある角質層に存在している成分で、細胞と細胞の間を埋めるように存在しています。水分や油分を含んで細胞同士の隙間を埋めることで、肌のバリア機能を高めてくれると言われているんです。
肌の水分を守る働きがあるため、乾燥しやすい方や敏感肌の方に向いているとされています。
赤ちゃんの肌がもちもちしているのは、セラミドの量が多いからだという話もあるほど。年齢を重ねたり、外部からのダメージを受けたりすると、このセラミドが減ってしまうため、化粧品で補ってあげることが大切だと考えられています。
| 特徴 | 働き | 適した肌タイプ |
|---|---|---|
| 角質層に存在する成分 | バリア機能のサポート、水分保持 | 乾燥肌、敏感肌 |
| 分子が小さめで馴染みやすい | 肌表面だけでなく角質層での保湿 | 肌荒れしやすい方 |
ドラッグストアで探すときには、「ヒト型セラミド」や「セラミドNP」「セラミドAP」といった表示があるものを選ぶと、より肌に馴染みやすいと言われていますよ。
ヒアルロン酸は水分をぎゅっと抱え込む力がある
ヒアルロン酸は、1グラムで約6リットルもの水分を保持できるという、高い保水力が特徴です。もともと肌の真皮に存在する成分ですが、化粧品として塗った場合には、主に肌表面で水分をキープする働きをしてくれます。
湿度が下がっても水分を逃さないため、乾燥しやすい冬のケアにもよいとされています。
ただし、ヒアルロン酸にもいくつかの種類があって、それぞれ働く場所が違うんです。
- ヒアルロン酸Na(ヒアルロン酸ナトリウム):分子が大きめで、主に肌表面を保湿する
- 加水分解ヒアルロン酸:分子を小さくしたもので、角質層まで届きやすい
- アセチルヒアルロン酸:スーパーヒアルロン酸とも呼ばれ、通常のヒアルロン酸Naの約2倍の保湿力があるとされる
化粧品のパッケージ裏の成分表示をチェックすると、どのタイプのヒアルロン酸が入っているかわかるので、気になる方は見てみてください。比較的手ごろな価格で購入できる製品が多いのも、ヒアルロン酸配合アイテムの魅力です。
コラーゲンは肌表面にうるおいのベールを与える
コラーゲンは、肌をつくるタンパク質として体内にもともと存在する成分です。肌の真皮では弾力を支える役割を果たしていますが、化粧品に配合されているコラーゲンは、基本的に肌表面で保湿成分として働きます。
肌表面にうるおいの膜をつくることで、水分の蒸発を防いでくれるんですね。
化粧品には、肌に浸透しやすいよう分子を小さくした「加水分解コラーゲン」や「低分子コラーゲン」が使われることが多く、角質層内の水分を保持して肌をふっくらさせる働きが期待されています。
| 成分名 | 主な働き | 存在する場所(体内) |
|---|---|---|
| セラミド | バリア機能サポート、水分保持 | 角質層 |
| ヒアルロン酸 | 高い保水力、水分キープ | 真皮(化粧品では肌表面で働く) |
| コラーゲン | 肌表面の保湿、水分蒸発を防ぐ | 真皮(化粧品では肌表面で働く) |
組み合わせて使うとさらに効果的
保湿成分は、1種類だけでなく複数を組み合わせて使うことで、より効果的にうるおいを保てると言われています。
例えば、化粧水でヒアルロン酸を補い、美容液やクリームでセラミドを補給するといった使い方です。水分を引き寄せる成分だけでなく、スクワランなどの油性の保湿成分を含む乳液やクリームでフタをしてあげると、水分が逃げにくくなりますよ。
また、商品によってはセラミドとヒアルロン酸の両方が配合されているものや、コラーゲンとヒアルロン酸が一緒に入っているものもあります。成分表示をチェックして、自分の肌の状態に合わせて選んでみてください。
自分の肌に合った保湿成分を見つけよう
乾燥が特に気になる方や、肌がピリピリしやすい敏感肌の方には、バリア機能をサポートするセラミド配合のアイテムがおすすめです。冬の乾燥対策や、目元・口元の乾燥小じわが気になる場合には、保水力の高いヒアルロン酸配合の製品を選ぶとよいでしょう。
コラーゲン配合のアイテムは、肌表面のうるおいをしっかり保ちたいときに向いています。
ドラッグストアには、これらの保湿成分を配合したプチプラ製品がたくさん並んでいます。いくつか試してみて、自分の肌が喜ぶアイテムを見つけてみてください。もちろん、スキンケアだけでなく、バランスのよい食事や十分な睡眠、適度な運動といった生活習慣も、肌のうるおいを保つためには大切です。
気になる症状がある場合は、専門家に相談してみることもおすすめします。
一般的な情報提供を目的としており、医学的なアドバイスではありません。体調や肌の状態に関する判断は、自身で決めつけずに医療機関へご相談ください。